オートキャド(AutoCAD)の初期設定を色々と変えていく、というのがこのカテゴリのテーマですが、大事な話を忘れていました。

自分用の設定をどうやって保存しておけば良いのか、という話です。

本来なら一番最初に書いておかなければならないような内容なのに、細かい話を色々と積み重ねてしまいました。

まあ今から順番を変えることは出来ないし、そもそもカテゴリが色々とあるので、書いた順番に読んでいく構成ではない…

と言うことにしておいてください。
今回は、自分用の設定をしっかりと保存しておく為にやっておいた方が良いことについて書いてみます。

■初期設定はとっておく
オートキャド(AutoCAD)の初期設定を、作図者である自分の使いやすい設定に変えましょう。

そんな話をしているのと矛盾していますが、とりあえず初期設定はいつでも呼び出せるようにしておいた方が良いです。

その為に多大な労力を使うのは無駄なので、そういうことが簡単に出来るのなら…という条件付きですが。
その理由はいくつかあります。

会社で使っているパソコンであれば、自分以外の人が使う場合も時にはあるかも知れません。
そんな場合には、ひとまず初期設定に戻しておけば、それほど違和感なく使ってもらえると思います。

また、オートキャド(AutoCAD)を使っていて、初期設定の状態を確認したくなる場合が時々あります。
そういう場合に、ワンタッチで初期設定に戻すことが出来て、その後すぐに自分用設定に戻れたら楽ですよね。

自宅で使っているオートキャド(AutoCAD)の場合は、全てが自分用の設定で問題ないですけど。

そうそう自宅でオートキャド(AutoCAD)を使う人はいないはず、ということで微妙に対象外と考えてます。

多分ですけど、自宅でオートキャド(AutoCAD)を使って仕事をするようなスキルを持っているのなら…
私の解説はあんまり参考にならないレベルだと思います。

■ワークスペース
オートキャド(AutoCAD)の設定を作業しやすいように変えていき、その設定を保存しておく。
オートキャド(AutoCAD)2011では、簡単にそれが出来るような場所が用意されています。

その場所が「ワークスペース」と呼ばれる場所で、画面の左上付近の分かりやすい場所にそれが表示されてます。

ワークスペースの場所
ここにあらかじめ幾つかの設定が保存されていて、それを切り替えることによってリボン表示をやめたり出来るんです。

「オートキャド(AutoCAD)クラシック表示」に切り替えて、最近採用されたリボンの表示をやめる、という話もしてきました。
リボンを表示しない方法でそのやり方を紹介しています)

ただ、この「ワークスペース」は単にそれだけの場所ではなくて、もう少し便利に使うことの出来る場所なんです。

・自分用の項目を用意する
・設定変更を全部保存する

これらの設定をすることによって、自分の使いやすい設定に名前を付けておき、その内容を保存していくことが出来ます。

まずはその具体的な方法について、次回に詳しく説明をします。