オートキャド(AutoCAD)のカーソルについての話がようやく終わったので、今回はどうしよう…

というのは冗談で、今回は以前から取り上げたかった「背景の色」について考えてみることにします。
オートキャド(AutoCAD)を使って図面を書く際に、背景の色をどうするべきか?

まあこれはちょっと大げさな表現かも知れないですけど、普段はあんまり意識しない設定なのは間違いないはず。

でもこの設定は、意外にも作業の効率に影響を与えるものですので、最初に設定を確認した方が良い…んじゃないか。

少なくとも私はそう思っています。

■自分の体をいたわって仕事をする
オートキャド(AutoCAD)を使って図面を書くという仕事は、かなり長い時間パソコンに向かうことになります。

これはどんな種類の図面であっても、ある程度は同じはずで、基本的な仕事のスタイルと言っても良いと思います。

そんな長時間の仕事をするにあたって、出来るだけ自分の体をいたわるというのは、かなり重要な事なんですよね。

だから作業をする椅子にもこだわりたいし、液晶ディスプレイも反射の少ないノングレアタイプをお勧めしている訳です。

長時間仕事をする訳ですから、少しの差が非常に大きな違いになっていくことになる。
その為「そんな細かいところは別にいいじゃない」と思われるところまで、ちょっと気になってくる訳です。

何の為にオートキャド(AutoCAD)を使って仕事をするのかは、きっと人それぞれ理由があるはず。
でも、その仕事で体を壊しても構わないという人は、恐らくは誰もいないんじゃないかと思います。

…とまあ多少まわりくどい表現をしてしまいましたが、要するに、同じ仕事をするのなら少しでも体に負担をかけないやり方で。

ということを言いたかった訳です。

■その背景は目に優しいか?
そういう前提があって、今回取り上げるのはオートキャド(AutoCAD)の背景色です。
何が言いたいかはもう分かるかも知れませんが…

オートキャド(AutoCAD)で作業をする際の背景は、出来るだけ目が疲れない色にしましょう。
ということを言いたかったんです。

では「目が疲れない色というのは具体的にどんな色なのか?」というと、まあ基本的には暗い色ですね。

白などの明るい色が背景だった場合、画面が結構というかかなりまぶしく感じるので、非常に目が疲れるんです。

黄色とかシアンとかも厳しいですね。
これは少しそうした画面を想像してみれば、良く理解出来ると思いますが、いかがでしょうか。

ではどんな色が良いのか、というと…

出来れば暗い色で、なおかつ作図した線がよく見える色が良いということで、まあ無難ですけど黒なんかがお勧めです。

背景色が暗い色だと、オートキャド(AutoCAD)を使っている際にもそれ程まぶしく感じませんから。

幸いなことに、オートキャド(AutoCAD)2011の初期設定では、背景の色は濃いグレーになっています。

なのでその設定のままでも構わないんですけど、濃いグレーが良いのか黒が良いのか、一度試してみる価値はあると思います。

ちなみに、古いバージョンのオートキャド(AutoCAD)では、背景の初期設定が白になっていたんです。

さすがに今は濃いグレーが初期設定ですから、やっぱり「白はまずいよな…」ってなったんじゃないか。
勝手にそんな事を考えています。