ペーパー空間の特徴とは
オートキャド(AutoCAD)にとって、モデル空間というのは作図をする為に用意したスペース。
だから当然の事ですが、用意してあるモデル空間というスペースに図面を書いていくことになる訳です。
ですが、モデル空間だけを使って作図を進めていくと、図面完成の前に限界が見えてしまうんです。
ここで言う限界とは、これ以上作図出来ないとかそういう場所的なものではありません。
そうではなくて、モデル空間が持っている特徴から出てくる「出来ないこと」という意味です。
別にオートキャド(AutoCAD)の機能が貧弱だとか、設定が不足しているとか、そういう話ではなくて。
どんなに優れた機能を持っていても、ユーザーがやりたいことをその機能だけで全部実現するのは難しい、ということです。
だからそれを補う為に、モデル空間とは違った特徴を持ったペーパー空間という機能が用意されている訳です。
ちょっと話が長くなっていますが、ここでようやくペーパー空間について具体的な説明をすることができそうです。