前回は、オートキャド(AutoCAD)のコマンドエイリアスを設定する為の方法について書きました。
説明はまだちょっと途中ですね。

まだ前回の説明を読んでいない方は、エイリアスの設定ファイルも読んでみてください。
設定用のファイルをテキストエディタで開き、エイリアスが記入されている行まで進んで説明は中断しています。

今回はその続きとして、実際にテキストエディタ内で、エイリアスの設定を書き換えを試してみましょう。

■エイリアスの書き換え
pgpファイルを開き、エイリアスが設定されている行まで進んできましたので、ここからその設定を書き換えましょう。

前回はコメント行に「デフォルト設定もあるよ」みたいなことを書きましたが、ここに書かれている内容がそれです。

コマンドエイリアスのデフォルト

例えば赤線を引いてある部分に注目をすると、以下のように記述されていることが分かります。

A, *ARC

これはどんな意味かというと、「AというキーにARCというコマンドを割り当てますよ」ということ。
もう少し具体的に言えば、以下の二通りの操作が全く同じである、ということになります。

・「ARC」と入力して「Enter」を押す
・「A」と入力して「Enter」を押す

そんな感じの設定が、上の画像を見てもらえればよく分かりますが、デフォルトで本当にたくさんあるんですよね。

基本的なルールはたった二つだけ。

1.左側のアルファベットがコマンドエイリアスである
2.*印の右側に書かれたコマンドが、割り当てられたコマンドである

お世辞にも分かりやすいとは言い難い設定ファイル内の文章ですけど、まあシンプルなルールではありますよね。

オートキャド(AutoCAD)のデフォルト設定では、「A」というのは円弧を作図するコマンドを割り当てている、という事になっています。

そんなコマンドエイリアスの設定を変更する方法はいたって簡単、例えば今回例に出した「A」の場合について考えてみます。

「A」と入力して「Enter」を押して「ARRAY」を実行したい場合はこうすればOK。

A, *ARRAY

逆に、ARCコマンドを実行するエイリアスを、AではなくRに変えたい場合はこんな感じに。

R, *ARC

幾つかの制約があるものの、基本的には一通りのコマンドをエイリアスに割り当てる事が出来ます。

オートキャド(AutoCAD)が用意しているデフォルトが便利なのかとか、設定をしておいた方が便利だと思われるコマンドとか。

色々と書いておくべき事が多いので、次回にそのあたりについて書いていくことにします。