このカテゴリーのタイトルは「使える小技編」です。

ここでは、オートキャド(AutoCAD)を操作する上でいくつもある「知っているとちょっと便利な操作」を取り上げていきます。

使える小技…

読んだそのままの内容で、正直言ってパッとしないネーミングですけど、内容は結構役に立つんじゃないかと思ってます。

細かい操作かも知れませんが、それがどれくらい役に立つのか、ここでもう少し詳しく考えてみましょう。

■図面完成までにかかる時間
オートキャド(AutoCAD)の操作をするのは、大抵の場合は図面を作図する為ですよね。
少なくとも私は仕事でそういう使い方をしています。

会社という組織に属して図面を作図していると、図面を完成させるのが早い人と遅い人がいることに気がつきます。

まあこれはどんな仕事でも一緒でしょうけど、同じ条件で同じ事をやっていても、やる人によって差が出るんですよね。

例えば、ある人が1枚の図面を完成させるのに8時間かかったとします。

でも、オートキャド(AutoCAD)の操作に長けた人が作図した場合、それが6時間になるかも知れません。

あるいは5時間とか4時間とか、同じ図面でもそれくらいの差がつく場合がやっぱりあるんです。
これは一体何故なのか。

考えていくと様々な要素があるような気がしますけど、シンプルな話をしてしまうと結論はたった一つ。

オートキャド(AutoCAD)の操作がどれだけ早いかどうかの差によって、図面完成までの時間に差が出る訳です。

まあこれは当たり前の話ですよね。

■毎回少しずつ早いと…
このサイトは、オートキャド(AutoCAD)の操作を解説することを目的にしています。

だから「オートキャド(AutoCAD)の操作が早いかどうかで差が出るんです!」で終わる訳にはいきません。

そこからさらに「操作の早さにはどうして大きな差が出るのか?」を考えていくと、結局はその理由もシンプルだということが分かります。

操作が早い人はひとつひとつの操作が早い。
もう簡単な話すぎて困りますが…

例えばプロのレーシングドライバーでも、コースを1周するのにかかる時間はドライバーごとに違います。
早いドライバーと遅いドライバーの違いは何か。

もちろんプロの世界ですから、一般の人に比べれば飛び抜けた技術を持っていることに違いはないはずですが、それでも高いレベルで差が出る理由は?

これも単純な話で、早いドライバーはひとつひとつのコーナーで他の人よりも少しずつ早いんですね。

ひとつのコーナーでつく差はわずかですが、たくさんのコーナーを曲がった時には大きな差がついている訳です。

オートキャド(AutoCAD)を使った図面作図でも、ほぼ同じ話が言えるんですよね。

他の人よりもオートキャド(AutoCAD)の操作が少しずつ早い人が、最終的な図面を完成させるまでに大きな差をつけるんです。

そして、他の人よりも少しずつ操作が早いというのは、他の人よりも少しずつ操作方法を工夫しているということ。

このカテゴリーでは少しずつオートキャド(AutoCAD)の操作スピードを上げる為の方法を説明します。

読んでみると分かりますが、ひとつひとつの操作は正直「え…これで終わりなの?」程度の違いしかないと思います。

でも、図面を完成させるまでに必要な時間を考慮すると、その時間短縮は非常に大事。

そして、オートキャド(AutoCAD)の操作時間を短縮するには、このカテゴリで説明する「小技」が非常に重要な役割を果たすんですね。