bakという拡張子を持つバックアップファイルを開く方法から、dwgファイルの拡張子を表示させる方法まで話が拡がってしまいました。
私はwindows関連の設定について詳しい訳では全然ないので、このあたりのライトな話でもうギブアップです。
これ以上の難しい話は「できるwindows7」あたりの「できるシリーズ」に任せておいて…
当サイトでは、あくまでもオートキャド(AutoCAD)の設定について説明する、というスタンスでいきます。
と言うことで、今回はオートキャド(AutoCAD)が持っているもうひとつのデータ保護機能である「自動保存」を取り上げます。
自動保存…良い感じの響きで、いかにも役に立ちそうな名前ですよね。
名前の通り、この機能はbakファイルよりも「助かった…」ってなる割合が高い、なかなか便利な機能なんです。
機能の概要とその仕組みをしっかりと覚えておき、存分に活用していくことをお勧めします。
■自動保存のデータ形式
オートキャド(AutoCAD)の自動保存は、読んだままの機能ですが、データを自動的に保存してくれる機能です。
おわり。
…と言うのは冗談で、機能は名前から想像出来るけど、それが実際にどう使われるかは説明しないとね。
まずはデータ形式ですが、自動保存と言いつつ今作図しているdwgデータを勝手に上書き保存されるのは困りますよね。
保存しないで検討をしている図面かも知れないし、人が作図している図面を開いているだけかも知れないし。
そんなデータを「じゃあ自動保存します」で勝手に上書き保存されたら、多分誰だって困っちゃうと思います。
でも、そのあたりはオートキャド(AutoCAD)側もちゃんと分かっていて、勝手に上書き保存とかはしないので大丈夫です。
自動保存はそれ専用のデータ形式を持っていて、保存される場所も今作業しているフォルダとは違う場所になります。
データ形式は「sv$」というもので、bakよりもさらによく分からない形式になっています。
が、普段は全然目にすることのないデータですから、ファイル形式だけを覚えておけば問題ないはず。
オートキャド(AutoCAD)を使った通常作業の中では、自動保存データの存在を意識することは全然ないと思います。
自動保存をしたデータの保管場所は、オートキャド(AutoCAD)ユーザーが自由に設定出来ます。
その設定方法は後で説明するとして、まずはデータ形式が何かについて覚えておきましょう。
■自動保存の間隔
オートキャド(AutoCAD)のデータを保護する為に、自動で保存される「sv$」という拡張子のデータ。
そのデータ形式はともかくとして、ここで気になるのが「どれくらいの間隔で自動保存をしてくれるのか」という点。
自動保存とか言いつつ、12時間に1回保存をしてくれるだけであれば、本当にごく限られた状況でしか役に立ちませんよね。
そんな不完全な機能はいらない。
でももちろんそんな事はなくて、自動保存を何分おきに実行するのかは、こちらで設定することが出来ます。
ちなみに初期設定は10分。
作図作業中は10分おきに、作業内容を「sv$」という拡張子のデータに保存しておいてくれるんです。
これはなかなか便利な機能だと思いませんか?
もちろんもう少し時間の間隔を伸ばしても良いですし、逆に縮めてしまってもOKです。
自分がどの程度のスピードで作図をしていくのか、などによって多少の調整は必要かも知れません。
個人的には10分間隔でちょうど良いかなとは思いますが、実際に色々と試してみてから決めるのが正解ですね。