前回はオートキャド(AutoCAD)を使って図面を書く仕事を、徹夜でやる状況について書いてみました。
仕事として考えると、あまり効率が良くない徹夜。
とは言え、まあ誰しもが一度や二度くらいは経験したことがあるんじゃないかと想像してます。
自分のスケジュールが思い通りに進まなくて、もう覚悟を決めて徹夜での作図をする場合もあります。
また、人のスケジュールに巻き込まれてやむを得ずにやる場合もあるし、まあ色々なパターンがあります。
どんなパターンであっても、人が睡眠を取るべき時に取らないというのは、やっぱり自然の摂理に反してますね。
だって、何しろ次の日の午後あたりが強烈に眠いですから。
■少しは効果がある
徹夜した次の日の午後は強烈に眠い…
ものすごく当たり前過ぎることを堂々と書いてしまい、ちょっと恥ずかしい気持ちでいっぱいです。
「雪が降って風が強い冬の朝は寒い」みたいな、本当に誰しもが感じることを書いてもねぇ。
締め切りに追いかけられて徹夜で作業をすることは、確かに効率を考えるとあまり良いことではないです
これは今までもしつこく書いてきたことです。
でも、効率が良くないことが悪いことだ、と完全に断言出来る訳でもないんですよね、実際の話。
それは何でか。
理由は簡単で、急かされた極限状態(大げさですけど)でオートキャド(AutoCAD)を使うと、自然と鍛えられるからです。
ちょっと強引すぎる話かも知れないけれど、これは実際のところ、本当に本当の話(おかしな表現ですが)なんですよね。
オートキャド(AutoCAD)はあくまでもツールですから、ずっと使っていればそのうち操作に慣れてきます。
その使っている期間の「密度」が高ければ高いほど、覚える為に必要な時間も短くなっていきます。
これはごく自然な話なので、特に反論もないかと思います。
そういう理由で、徹夜でみっちりと図面を書いていけば、普通にやっているよりも早くオートキャド(AutoCAD)を覚えることが出来る。
ということになる訳で、そういう意味で徹夜で作業をすることが、少しは効果があるということが分かります。
■自分の限界を知ることも
また、徹夜でオートキャド(AutoCAD)を使って図面を書くというのは、恐らく自分が出来る仕事量のMAXに近いです。
もしかしたら今やっている仕事は、徹夜をしても終わらない仕事量の場合があるかも知れません。
何度もそういう作業をすることによって、自分がどの程度の仕事量をこなすことが出来るのかが分かります。
実はこれってオートキャド(AutoCAD)を使って仕事をしていく上で、本当に重要な項目になってくるんですよね。
自分が、もしくは自分達が全力を出してこなすことの出来る仕事量。
これを掴んでおかないと、いざ仕事を頼まれた場合に、それを自分がしっかりと出来るのかが分かりません。
無理して依頼を受けて、結局はやりきることが出来なくて、挫折してしまう可能性もありますよね。
また、その逆の話として、確実に出来る依頼しかこなさない場合には、それ以上のスキルアップがありません。
そういう訳で、徹夜で仕事をすることにも、ほんの少しくらい効果がある、という話でした。
少なくとも私は、そうして実際の仕事をこなすことによって、操作のスピードとかを鍛えてきました。
あまりお勧めするやり方ではないですけど、もしそういう状況に直面したら、悪いことばかりじゃないと前向きに捉えましょう。